社会福祉法人 藤聖母園

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児童発達支援センター 弘前大清水学園

創立50周年記念式典

理事長あいさつ

新園舎の様子本日は、弘前市の桜田市長さんをはじめ、多くの御来賓の皆様のご臨席を賜わり、弘前大清水学園創立50周年記念式典をこのように盛大に開催できますことは喜びに堪えません。

 弘前大清水学園は、1969年(昭和44年)12月1日、精神薄弱児通園施設として、定員30名で、青森県初の民間の障がい児の通園施設として創設されました。その頃は、知的障がい児(者)に対する社会の理解や支援の制度は極めて不十分で親御さんをはじめ関係者の方々も大変つらい思いをされていた時期だったと思います。そのような中で、弘前大清水地区の施設建設用地を提供された弘前カトリック教会信徒の蛯名清矩氏、藤田トミエ氏御兄妹と初代園長として弘前大清水学園創立に向けて奔走され、今日の礎を築かれた故ヴァレー神父様の愛と奉仕の心を忘れることはできません。
 
 青森市に本部を置く当法人の出発点である児童養護施設も、敗戦直後の昭和20年、廃墟の巷に浮浪する戦災孤児に胸を痛めた一軍人の思いに胸を打たれた人たちの自己犠牲的な奉仕活動によって、小さなバラック建ての孤児院として誕生し、その後を引き継いだ人たちにより今日の姿に発展してきました。弘前大清水学園のこれまでの歴史と重ね合わせることができます。そして、双方ともその根底には、「他人の痛みを自らの痛みとして感ずる福祉の心」つまり「人の痛みを共にする」というキリスト教の人間愛を基本とする純粋な心が息づいていました。人間愛に基づく人々の協力が大きな力を生み出してきたのです。  いま、創立50周年を迎えるにあたり、先人の歩みに改めて思いをいたすとともに、「一人ひとりがかけがえのない存在として生きること」の意味を立ち止まってよく考えてみようと思います。

 そして、これまでの幾多の苦難の中、共に歩んできた弘前大清水育成会の皆様をはじめ、多大なご理解とご協力を頂いてきた皆様に心から感謝申し上げますとともに、これからの新しい50周年の歴史を皆様とともに築いてまいりたいと思います。そして今後益々、地域の皆様に信頼されるよう職員一同力を合わせてがんばって参ります。

堀内園長 挨拶
三浦理事長 挨拶
永年勤続表彰
みことばの祭儀 〜はじめの祈り〜
子ども達が制作したお祝いのケーキ
会場の様子

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