社会福祉法人 藤聖母園

社会福祉法人 藤聖母園 法人事務局030-0841 青森県青森市奥野3-7-1/電話:017-723-1691/FAX:017-723-1693

藤聖母園法人本部

藤聖母園法人本部

児童福祉施設

高齢者福祉施設

障害者福祉施設

社会福祉法人 ふじの園

藤聖母園 法人本部 基本理念

(キリスト教の人間愛の教えを原点に)

 

一人ひとりが
かけがえのない存在として
生きること

 

社会福祉法人 藤聖母園

玄関ホールに飾られた主キリストに
召されたペテロ像と山上の教訓

理事長の言葉

支えあう社会

ご承知のように、いま私達の国では失われた十五年を取り戻すべく様々な成長戦略が展開されています。
 かつて終戦後しばらくの間私達の生活は、経済的には決して豊かではなかったものの、近隣や親戚・家族がお互いに助け合い、地域の誰かに何か心配なことが起きても、“お互いにとって大切な絆”で支えあい、様々な問題を切り抜けてきました。

 昭和二十年代後半には戦後の復興を終えて経済の成長期に入り、国民みんなが日本の将来に明るい未来を感じるようになって、特に若い人を中心に沢山の人々が都会の華やかな生活と夢、そして働き場所を求め、田舎を後にしました。聖母園の子ども達も例外ではなく、集団就職等で上京し、落ち着いた先では金の卵とまで呼ばれて会社の上司や仲間に親切に指導を受け、一人ひとりが大切にされました。
 しかしそうした都市への人々の移動は、一方では当然のことながら、都会の過密化と、田舎の過疎化をもたらしましたし、都会は企業(会社)中心社会(生活)に、また地方は特に若い人々の流出等により、必然的に高齢化が目立つようになり、かつて大切な役割を果たしていた”近隣や親戚・家族などによるお互いの支え合い機能”が弱くなっていきました。
 さらにその後、戦後教育等を通しての個人主義の台頭や価値観の多様化、さらに市場原理の台頭・国際化に伴う国家間の競争の激化、情報化等を背景に国内企業も激しい競争の渦に巻き込まれ、それまでの終身雇用を前提とする安定した雇用も様変わり、社員同士の競争激化や信頼関係の希薄化等、多くの企業に会社社会の人間関係の変化をもたらし、ブラック企業といわれる悪質な会社まで出現してきました。

 かつて地域のふれあいシステムと家族の支えで育ち、夢と希望を持って都会に就職、終身雇用の保障の下での会社社会で支え合いながら夢を求めていった時代は崩れ去り、救いもなく行き場もなくなった人は生きることに悩み、孤独に耐えかねて自らの命を終わらせる悲劇も目につくようになりました。

 高度経済成長を標榜する傍らでこうした苦しみのなかでもがいている人がいることもまた現実の姿なのです。
 私達はいまこうした現実を見るとき、あらためて地域・血縁・家族のふれあいの大切さを認識し私達一人ひとりに何かが起きたとき支え合えるように、私達の社会を身近なところから改めていかなければ、と痛感します。

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